牛肉・豚肉・馬刺しに多い「カルノシン」の効果について調べてみた。 | 酵素入りのプロテイン(タイムリリース型)

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牛肉・豚肉・馬刺しに多い「カルノシン」の効果について調べてみた。

「イミダゾールジペプチド(イミダペプチド)」は鶏の胸肉に多く含まれていることで知られています。しかし、イミダペプチドは3種類あることは、意外と知られていないかもしれません。この記事ではイミダペプチドの1つである「カルノシン」について取り上げます。

イミダゾールジペプチドの1つである「カルノシン」について

イミダペプチドの1つとして知られる「カルノシン」は1900年にW.Gulewitshらによって発見されたものです。具体的な説明に関しては色々調べてみると、だいたい次のように解説されています。

カルノシンはβアラニンとヒスチジンからなるジペプチドである。

ここでジペプチドというの言葉が出てきてわかりにくいですが、この「ジペプチド」についてはWikipediaには次のように解説されています(黄色は当サイト)。

ペンタペプチド (英: pentapeptide)、テトラペプチド (英: tetrapeptide)、トリペプチド (英: tripeptide)、ジペプチド (英: dipeptide) はそれぞれ5つ、4つ、3つ、2つのアミノ酸からなる。

2つのアミノ酸から成り立つものであるため、どの解説もジペプチドと解説しているわけです。英語に出てくる接頭辞「di」はギリシャ語での数字「2」を表しています

牛肉・豚肉・馬刺しはカルノシンが豊富。

イミダペプチドを含む食材については別記事で紹介していますが、基本的に鶏の胸肉に多いのは一般的に知られています。実はこの鶏の胸肉に最も多く含まれているのはカルノシンアンセリン、バレニンのうちアンセリンであることが知られています。

では、カルノシンが最も多く含まれているものは何なのか。別記事では馬刺しが多いことを示すものもありますが、牛肉や豚肉にも多く含まれていることを示している報告があります。

牛肉・豚肉に多く含まれていると指摘しているもの。

牛ロース

牛モモ肉

豚ロース

馬刺し

とりムネ
カルノシン

410

500

400

170

300
アンセリン

80

110

20

0

920

「アンセリン,カルノシン」(『日本食品科学工学会誌』Vol.53 2006年 No.6 P362)

こちらの報告では、含有量をグラフにした図も紹介した上で、主に牛肉や豚肉に多く含まれていると解説しています。馬刺しの含量も記載されていますが、牛や豚よりも少ないようです。牛肉だとロース、モモ、ヒレ肉が多いことがグラフからもわかります(上の表での単位は「mg/100g」)。

また、日本食鳥協会の公式サイトで公開されていたものにもデータがありましたが、こちらではカルノシン含量が最も多かったのは豚肉でした(以下の資料より)。

平成26年度・国産チキンの優位性を示すための訴求ポイントの科学的検証・報告書

他に牛肉に関するデータとして以下のものがありました。胸最長筋、半膜様筋に含まれているものを調べたものです。

「山口県産牛肉中のカルノシンとアンセリン、遊離カルニチン含量」(『山口県農林総合技術センター研究報告』4号, p.6-10 2013年3月)

魚類には全く含まれていない。

「カルノシン,アンセリン,バレニン」(『日本農芸化学会誌 Vol.54 1980年 No.6 P493-494 』)

こちらの報告には魚類、爬虫類、哺乳類と色々な動物のカルノシン含有量を表にしてまとめています。先に紹介したものと比べると馬と牛でカルニシン含量に違いがあります。また、魚類には全く含まれていないことも示しています。

牛肉を販売しているサイトを調べてみる。

牛肉にも含まれているという報告を基にいくつか牛肉通販サイトを調べてみました。オリーブ牛を扱っているSASAHARAの公式サイトではカルノシンとアンセリンを「抗酸化成分」として紹介しており、通常の和牛よりもこれらの量が多いことをグラフで示しています。

また、鹿児島黒牛黒豚銘柄販売促進協議会の公式サイトではカルノシンに関するページを、具体的な量に関しては言及していませんでしたが、設けていました。

カルノシンの作用に関する報告

イミダペプチドを含む食材に関する記事と重複する部分がありますが、カルノシンと運動に関する報告は以下のものがあります。

「トリ胸肉抽出物 (CBEXTM) 長期摂取が骨格筋中カルノシン濃度と短時間高強度運動パフォーマンスに及ぼす影響」(『体力科学』Vol. 52 2003年 No. 3 P 255-263)

「カルノシンおよびトリ胸肉抽出物 (チキンエキス) のマウス遊泳疲労回復力に対する効果」(『日本栄養・食糧学会誌』Vol.55 2002年 No.4 P209-214)

NOW foodsのL-カルノシン

国産だとイミダペプチドのサプリとして販売されているものがいくつかありますが、カルノシンだけに焦点を絞ったものは皆無です。海外で何かないか探してみたところカルノシンのカプセルを販売しているものがありました。

1粒500mgのカプセルで販売されています。カプセルは国産のものと比べてかなり大きく、人によっては飲みにくいと感じる部分があるとはいえ、1日分をたったの1粒で済ませることができます。