「アミラーゼ」について調べてみた。 | 酵素入りのプロテイン(タイムリリース型)

アミラーゼ 酵素 デンプン

「アミラーゼ」について調べてみた。

「アミラーゼ」は澱粉(デンプン)などの糖質を分解する酵素として一般的に知られており、「ジアスターゼ」という別名もあります。人間の唾液にも含まれていることで有名です。しかしながら正確な説明ではなく、さらに深く掘り下げると、アミラーゼにもいくつか種類があることが分かります。

【この記事の目次】
「ジアスターゼ(Diastase)」について補足説明

「Diastase」と書かれている。

「アミラーゼ」の旧名として知られていますが、麹菌から作られた酵素で、商標登録したもので有名なのは「タカジアスターゼ」です。現在は更に開発が進んで、プロテアーゼも取り入れてタンパク質も分解可能になった「タカジアスターゼN1」もあります。

「アミラーゼ」の旧名ということもあり、これまで購入した商品の栄養成分表示ではあまり見かけないのですが、NOW Foods「Optimal Digestive System」には「ジアスターゼ(Diastase)」と書かれています。

「デンプン」に「アミラーゼ」が作用するとどうなるのか?

「デンプン」を構成するものは「アミロース(直鎖型)」と「アミロペクチン(ほぼ分岐型)」で、この2つに作用する。

アミロースとアミラーゼの図解

アミロペクチンの構造

上の画像はアミロース(ブドウ糖[グルコース]が直鎖連結したもの)とアミロペクチン(枝分かれに連結したもの)を図にしたものですが、アミラーゼはこの繋がっているものを切断していきます。そして、アミラーゼも種類があるのですが、具体的には切断方法が異なるという点を押さえておくと良いです。

  • α-アミラーゼ:「α1→4結合」のみに作用・エンド型
  • β-アミラーゼ:「α1→4結合」のみに作用・エキソ型
  • グルコアミラーゼ:「α1→4結合」「α1→6結合」に作用・エキソ型
エンド型とエキソ型について簡単に…
  • エンド型は繋がっているものをランダムに切断していくこと。
  • エキソ型は繋がっているものを端から順番に切断していくこと。

デンプンが分解されると「グルコース(ブドウ糖)」と「マルトース(麦芽糖)」の2つに分かれる。

  • グルコース(ブドウ糖)は単糖類(最小単位)
  • マルトース(麦芽糖)はグルコースが2つ連結した二糖類

デンプンは2つのもので構成されているのは前述しましたが、アミラーゼによって分解されると全てがグルコース(ブドウ糖)になるわけではなく、グルコースが2つ連結した二糖類「マルトース(麦芽糖)」も生成されます。

このマルトースはアミラーゼによって分解されるわけではなく、それ専用の酵素が必要になってきます。

「マルトース(麦芽糖)」を分解するのは「マルターゼ(Maltase)」である。

この二糖類であるマルトース(麦芽糖)をグルコース(ブドウ糖)に分解するのが「マルターゼ(Maltase)」と呼ばれるものであり、この点を踏まえるとアミラーゼもマルターゼも細かい点では異なりますが糖質を分解する酵素であることが分かります。

消化酵素サプリの中にはマルターゼ(Maltase)を含んでいるものもありますが、たくさんあるわけではないようです。

「アミラーゼ」を含んでいる食材

大根

身近な食材・大根

アミラーゼを含む食材の一つとして有名で身近なものでありますが、アミラーゼ以外にもタンパク質を分解するプロテアーゼや資質を分解するリパーゼも含まれています。酵素の特性を生かすのであれば、加熱する調理は避けて、大根おろしにして食べるのが良いと言えるでしょう。

山芋

山芋の一種・長いも

山芋は大根の6倍ものアミラーゼが含まれているといわれています。いくつか調べてみましたが、「アミラーゼとジアスターゼが含まれている」と説明されているものが多々あります。大根とは異なりプロテアーゼやリパーゼは含まれていないようです。山芋にもいくつか種類があり、長芋やヤマトイモなどがあります。

それぞれの商品に記載されている「アミラーゼ」を見てみる。

「アミラーゼ」と書かれているもの

  • Swanson「Digestitol」は酵素活性の単位が記載。
  • 「Chewable Original Papaya Enzyme」は酵素活性の単位ではなく、量を記載。
【麹菌】「Aspergillus oryzae」の記載があるもの
  • 「Enhanced Super Digestive Enzymes」の「A.」は「Aspergillus」の略称である。
  • 「Optimal Digestive System」の「Glucoamylase」は「A.niger」だが基本的には同種である。

「α-アミラーゼ」「グルコアミラーゼ」と書かれているもの

「アミラーゼ」「グルコアミラーゼ」と書かれているもの

  • どちらも「アミラーゼ」だが「α」と「β」のどちらかは不明である。
  • 上の2つは「グルコアミラーゼ」に大きな差がみられる。